ローストポークのレシピと作り方
ローストポークを美味しく焼き上げるポイントは3つ。(1)砂糖を肉に刷り込む。(2)オーブンで焼くときに肉の下に玉ねぎの輪切りを敷き詰める。(3)オーブンの温度は110度の低温で。3つのポイントを押さえることで手軽にローストポークを焼き上げることができますよ。
ローストポークの材料
[st-mybox title=”材料(4人分)” webicon=”fa fa-cutlery” color=”#757575″ bordercolor=”#a0522d” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
豚肉(ブロック) 500g
砂糖 5g
塩 5g
玉ねぎ 1個
人参 1/2本
《 ソース 》
白ワイン 大さじ2
ハチミツ 小さじ2
粒マスタード 大さじ2
水 50cc
コンソメ 4g
無塩バター 12g
塩 2g
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ローストポークの作り方 手順
(下準備)オーブンを110℃に余熱しておく。
(1)豚肉に砂糖、塩の順で刷り込むようにして下味をつける。
(2)玉ねぎを厚さ5ミリくらいの輪切りにする。
(3)人参は、一口大の乱切りにする。
(4)耐熱皿に玉ねぎと人参を敷き詰めて、その上に下味をつけた豚肉の塊を置く。
(5)(4)をオーブンに入れて90分間焼く。
(6)肉をオーブンから取り出し、温度計で肉の中心温度を測ります。
(7)66度から68度であることを確認したらアルミホイルをかけて10分ほど休ませる。
(8)フライパンを熱して、休ませていた豚肉の表面に焼き色をつける。
(9)豚肉を取り出して、玉ねぎと人参も炒める。
(10)(9)に白ワインを入れて軽く煮詰める。
(11)(10)に残りのソースの材料を全て入れて軽く煮詰める。
3つのポイントをおさえれば誰でも美味しく焼けるローストポーク
冒頭でもお伝えしたように、ローストポークを美味しく焼き上げるポイントは3つ。
(1)砂糖を肉にすり込む。(2)オーブンで焼くときに肉の下に玉ねぎの輪切りを敷き詰める。(3)オーブンの温度は110度の低温で。
それでは、この3つのポイントを噛み砕いて解説していきますね!
▶︎ 砂糖を肉にすり込む
このレシピでは、肉に下味をつけるときに塩を刷り込む前に砂糖をすり込むようにしています。これはなぜかというと、肉に塩味が入り込まないようにするためと砂糖の保水効果を利用して肉の水分を出しすぎないようにするため。あとは、肉に適度な甘みをつけるためです。このようにして砂糖をすり込むという一つの工程を加えることでローストポークは一層美味しくなります。
▶︎ オーブンで焼くときに肉の下に玉ねぎの輪切りを敷き詰める
次に肉の下になぜ玉ねぎの輪切りを敷き詰めて焼くのか?それは、肉に間接的に熱を通していくためです。
フライパンなどに直接肉を置いて焼いているとフライパンに肉が直接当たっている面からどんどん肉汁が流れ出してしまいます。しかし、肉の下に玉ねぎやじゃがいもなどを敷き詰めて焼くことで、肉汁の損失を抑えて焼き上げることができます。その結果、肉汁を肉の中に閉じ込めてジューシーなローストポークに仕上げることができるのです。
また、肉の下に野菜を敷き詰めて焼くことで肉には玉ねぎの香りがつき、かつ肉の旨味は野菜にもバランスよくうつります。この野菜を付け合わせやソースの材料として使うとローストポークの味わいはさらに引き立ちます。
▶︎ オーブンの温度は110度の低温で!
肉はだいたい68度を超えると、縮んで旨味が流出し硬くなってしまいます。かといって、温度が低すぎると食中毒の問題やスジ部分を柔らかくするのに時間がかかりすぎてしまう…。
また、125度以下の低温で焼くと肉の表面は蒸発する水分による気加熱で冷やされるので、結果的に70度前後の状態で加熱されることになります。前述のように豚肉は食中毒の関係もあるので肉の中心温度は65℃から70度までは加熱する必要があります。
美味しさと安全の面から考えても、この温度帯で火を通していくというのが理想なのです。また、急激な加熱ではないので加熱しすぎるというリスクも抑えられます。
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