【ニンニクのパンチが炸裂!】米粉を使うことで、サクサクの食感!唐揚げを美味しくするレシピと作り方

全国統一!唐揚げ合戦 2021夏の陣 第三の刺客 
武田信玄


殿!
信玄殿の唐揚げが、
こちらでございます!


織田殿!
此度の唐揚げは
サクサクの食感で
食べる喜びを味わうと共に

戦の合間でも
精力、活力をあげられるよう
スタミナアップの食材も
多用しておるのじゃ!


ほほう!
信玄殿、

この唐揚げは
揚げたての香りこそ弱いが
とてもジューシーよのう…。
衣のサクサク感も程よい。

しかし、
ニンニクが強すぎはしないかっ!?


織田殿っ!
それが、
スタミナアップの食材じゃ。


マサキチっ!
このレシピの解説をせよっ!


かしこまりました!
信玄殿のレシピが、こちらです!

鶏もも肉のジューシーな唐揚げ 作り方と解説

鶏もも肉          300g
水             1リットル
塩             20g
【A】料理酒         15g
【A】みりん         10g
【A】しょうゆ        10g
【A】鶏ガラスープの素     4g
【A】白こしょう        適宜
【A】すりおろし生姜      5g
【A】すりおろしニンニク   10g
片栗粉          200g
米粉            80g
【下準備】
※水1リットルに塩20gを入れて塩水を作っておく。
※片栗粉と米粉を合わせてふるっておく。

【作り方】
1)肉のスジを切り、一口大に切り分ける。

2)塩水に肉を入れてマリネする。(1時間)

3)肉を水から出して、水気をふき取る。

4)ボウルに【A】の調味料を入れて混ぜ合わせる。

5)調味料に肉を入れて1時間マリネする。

6)肉を取り出して、粉をまぶす。

7)160度の油で3〜4分あげる。

8)5分ほど時間を空けてから
  180度の油で色づくまで約2分ほど揚げる。


殿がおっしゃっていたように
信玄殿のレシピ
肉はとてもジューシーに仕上がります!

その訳は、
はじめに塩水につけてあることにあります。

更に、最後に低温と高温にわけて
二度揚げしているところ。

この2点をしっかりやってあることで
肉がパサつかず、
ジューシーなものに仕上がっております!


織田殿
手間をかけてこそ
美味いものが楽しめるのじゃ!


二度揚げじゃとっ!?
なんとも手間のかかる作り方じゃのう…


はい。
ただ、ジューシーな唐揚げを
楽しみたいのであれば

この工程は、
避けては通れぬものと
思われまする。


織田家の料理人!
名は何と申す?


信玄様!
恐れ多くも
私めは、マサキチと申します!


ほう!
マサキチ!
おぬしは、料理に詳しそうだな!


信玄殿
こやつを甘く見ると
痛い目に遭いますぞ!

こやつの舌は
天下一品!!

何をどのように調理しているか?
何をどのように使えば、この味を出せるか?

たまげた舌の持ちぬしぞよっ!


さすれば、
マサキチ!
この唐揚げのレシピの見解
申してみよっ!!


ははぁっ!!

まず、
ジューシーに仕上がっている訳は
先にも申し上げましたが、

味付けをする前に
水に漬け込んであること。

更にこの水が、
ただの水ではなく
塩水というところが
ポイントでございます!


塩水じゃとっ!!
なぜ、塩水が良いのだ!


鶏肉は加熱すると筋肉が変性して収縮し
水分が外に絞り出されてしまいます。

筋肉は、ほとんどがタンパク質でできていますが
その大半が、塩で溶けるタンパク質と
言われています。

塩で漬け込むことで
タンパク質の筋繊維を壊し
収縮を抑えることができます。

その上、塩水ということもあり
収縮しなくなった筋繊維の間に
水分をため込むことができるので
柔らかいだけでなく
ジューシーさを感じる
唐揚げに仕上がるのです!

また、
料理が美味いと感じるのは
『酸味』、『辛味(塩味)』、『甘み(旨味)』の
調和が取れている時でございます!

塩水につけることで
柔らかくジューシーに仕上がるだけでなく
肉に下味をつけることができるのです。

下味がついていないのに
調味液で肉を漬け込んでも
『美味しいっ!』と思える唐揚げにはなりません。

調味液と肉を一体化させるものが
なければならないのです!

それが、塩です!

塩というのは、
食材とソースなどの調味料とを一体化させる、
言うなれば接着剤のようなもの。

「下味なくして旨味なし!!」
というように、塩で下味をつけるということは
肝心なことなのでございます!


おぬし、
なかなか、料理なるものを
心得ておるようじゃのう!


ははぁ!!
ありがたき幸せっ!

更に
鶏ガラスープの素を入れることで
鶏の旨味を更に強く
感じさせると共に
奥深い旨味を演出しておられます!

そして、
殿も気付いておられましたが
何より食感が良いです!

サクサクしたこの食感!
これは、
片栗粉と米粉をブレンドしたが故の食感!

小麦粉を使わずに
米粉を選んだというのは
なかなかの腕と、


待てっ!!
マサキチ!!

はじめの唐揚げは良かったが
なんだっ!
この味のぼやけた唐揚げっ!!

信玄殿
おぬし、後半
手を抜きよったか!!


手は抜いておらぬっ!!
しかし、
確かに見た目が違う…


殿、そして信玄様!
これは、
肉に粉をまぶす時間が長かったためです。

油で揚げる前に肉に粉をまぶしますが

その時、
肉を粉につけている時間が
長かったため!

美味しい唐揚げを作るコツは
揚げる前、直前に肉に粉をまぶす!

これが最幸の唐揚げにするための
コツでございます!


マサキチっ!
あっぱれじゃ!!
次があれば
そなたの唐揚げを
食べてみたいものよのう!


ははぁ!
その時は、
最幸の唐揚げをっ!!